九鬼トシユキです。
今回は本紹介。
『終戦のエンペラー』
1945年8月15日。
太平洋戦争が終わり、
日本はGHQの占領下に…
その後、
東京裁判が開かれました。
東京裁判で、
昭和天皇は戦争責任なしとして、
訴追されていません。
ところが、
昭和天皇の戦争責任問題は、
大きな大きな問題であり、
昭和天皇に責任を求める声は多かった…
この昭和天皇の戦争責任問題は、
天皇という存在、
天皇と日本、
日本人にとっての天皇。
そういう問いにも繋がってきます。
もっともこの感覚は、
日本人にしか分からないかもしれません。
『終戦のエンペラー』の主人公の1人、
マッカーサーの部下ボナー・フェラーズは、
昭和天皇の戦犯回避に動いた人物です。
日本に精通していた彼は、
天皇や日本人についてを調べ、
マッカーサーに大きな影響を与えています。
そのフェラーズには、
戦前から親交のあった日本人がいました。
本書のもう1人の主人公、
女性教育者の河井道です。
フェラーズは、
昭和天皇の戦犯回避に向け、
河井道を通して、
天皇についてをより深く知ろうとします。
つまりは、
日本人が抱く天皇についての感覚というものを、
フェラーズは河井道を通して知ろうとしました。
『終戦のエンペラー』は、
昭和天皇の戦犯回避において、
フェラーズと河井道の存在があった。
その歴史の裏舞台を教えてくれる、
ノンフィクション物語です。
今日もありがとうございます!
☆フォーチュン九鬼☆
「栃木の城+α」
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