九鬼トシユキです。
樋爪氏のお墓を見るために宇都宮駅から歩いていくと、
田川沿いに咲き誇る桜に目を奪われ、
足は自然と田川沿いの方向へ伸びます…
桜は何枚撮っても、
もう1枚もう1枚と撮りたくなりで、
いくらでも撮りたくなってしまいますね!
さて樋爪氏です。
源頼朝が奥州藤原氏を攻めるために宇都宮へ立ち寄り、
二荒山神社で戦勝祈願をすると共に、
無事に征討がなった際には生贄を献上することを約束しました。
その生贄が奥州藤原氏の家来であった樋爪氏、
捕虜となって宇都宮へ連れて来られたわけです。
生贄となった樋爪氏の役割というのは、
生贄という文字が何だか怖そうなイメージを放っていますが、
神職となって神社の業務に務めていたようです。
樋爪氏の墓の案内板を見ると、
「なお、この二つの墓には、二荒山神社にかかわる秘話が伝えられている」
という文言で終わっています。
その秘話とは?
と気になるところですが、
宇都宮市に残る伝説でその答えが出てきます。
樋爪氏は、
故郷の奥州へ帰りたいと思って逃げ出し、
捕まったその場で斬り殺されてしまったと…
それを哀れに思った土地の人が墓碑を建てて、
その墓碑が「樋爪氏の墓」として今日に伝えられているというのです。
秘話を伝える史跡ではありますが、
宇都宮と東北地方との接点を伝える史跡でもありますね。
今日もありがとうございます!
☆フォーチュン九鬼☆
「栃木の城+α」
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樋爪氏の墓