九鬼トシユキです。
栃木県立博物館で10月29日まで、
「中世宇都宮氏」展が開催されていました。
宇都宮氏というのは、
時の権力者、執権北条氏と強い繋がりがあります。
少し見てみましょう。
鎌倉時代の宇都宮氏の奥さんを見てみると、
5代頼綱‐北条時政の娘
6代泰綱‐北条朝時の娘
7代景綱‐安達義景の娘
8代貞綱‐北条長時の娘
9代公綱‐千葉宗胤の娘
北条時政は初代執権、
北条朝時は2代執権義時の子、
北条長時は6代執権です。
安達義景と千葉宗胤は有力御家人。
安達義景の妻は時政の孫で、
千葉宗胤は時政の玄孫でもあり、祖母の義兄弟が安達義景。
ちなみに6代執権北条長時、
この人物の曾孫が足利尊氏の妻になります。
足利氏も見てみましょう。
2代義兼‐北条時政の娘
3代義氏‐北条泰時の娘
4代泰氏‐北条時氏の娘
5代頼氏‐北条重房の娘(側室)、北条時盛の娘(正室)
6代家時‐北条時茂の娘
7代貞氏‐上杉頼重の娘(側室)、北条顕時の娘(正室)
8代尊氏‐北条久時の娘
宇都宮頼綱と足利義兼は妻を通して義兄弟なんですね!
足利氏も北条氏の繋がりが非常に強いです。
そして上杉氏の名前も見え、
この子孫があの上杉氏になっていきます。
今日もありがとうございます!
「栃木の城+α」
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