源実朝と塩谷朝業

栃木県

鎌倉幕府の3代将軍源実朝が、
宇都宮氏の一族である
塩谷朝業に梅を贈った話が、
『吾妻鏡』にあります。

建暦2(1212)年2月1日に見えるもので、
源実朝が和田朝盛を使いとして、
梅花一枝を塩谷朝業に送り届けたというのです。

届ける際、
「誰にか見せん」
と一言だけ言って、
返事をもらわずに立ち去れと命じました。

和田朝盛が立ち去ってすぐ、
塩谷朝業が源実朝に和歌を贈っています。


うれしさも
匂いも袖に
余りけり
我がため折れる
梅の初花


あれ?
私はここで疑問に思います。

梅の枝を、
誰からでしょうかではなく、
「誰にみせようか」
と言って贈るって、
梅の枝であることは見えているし、
なんだかおかしくないか?と。


調べてみると、
源実朝は梅の花を好んだようで、
梅=実朝
と分かるようなんです。

そして、
梅の枝と一緒に、


君ならで
誰にか見せむ
わが宿の
軒端ににほふ
梅のはつ花


という和歌が添えられていました。


あなた以外の誰に見せようか。
私の家の軒端でにおっている、
今年最初の梅の花を。


なるほど・・・
そういう前提があった上で、
「誰にか見せん」
ということだったんですね!

ちなみに、
宇都宮氏と将軍家との間に、
縁戚関係はあります。



源実朝の母である北条政子、
その政子の異母妹が、
塩谷朝業の兄宇都宮頼綱に嫁ぎ、
宇都宮氏6代目となる泰綱を生みます。




今日もありがとうございます!

「栃木の城+α」
管理人:九鬼トシユキ
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